セレン-バランスの取れた食事で問題解決!

セレンには細胞内の過酸化物を分解する作用があり、抗酸化酵素の合成に必要なミネラルです。不足すると成長障害・筋肉萎縮症・肝臓障害・不妊症などをおこすといわれています。また、過剰摂取も体に悪く、急性の症状では吐き気や嘔吐、慢性の症状では疲労感、焦燥感などを引き起こします。

過剰摂取 不足
バランスが
大事!
急性の症状:
 吐き気
嘔吐
慢性の症状:
疲労感
焦燥感
成長障害
筋肉萎縮症
肝臓障害
不妊症

一日の推奨量

一日に摂取するセレンの推奨量は、成人男子で30~35μg/日、成人女性で25μg/日とされています。一日に摂取するヨウ素の上限量は成人男性で400~450μg/日、成人女性で350μg/日とされています。(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より)

一日あたりのセレン推奨量
成人男子 30~35μg
成人女子 25μg


一日あたりのセレン上限量
成人男子 400~450μg
成人女子 350μg


セレンを多く含む食品

いわし、サンマ、カツオ、アジ、牡蠣、アサリ、などの海産物、玄米、ネギ、にんにく、大豆などの穀物や野菜に含まれています。

バランスのとれた食事をしている限りは、セレンの不足や過剰摂取の心配はないと考えられています。