クロム-心臓病の予防に効果アリ!
クロムは人間にとって必須の栄養素で、不足するとインスリンが十分に働くことができないことが最近の研究でわかってきました。クロムはたんぱく質や脂質代謝に関する役割を持っており、脂肪を落として筋肉をつける効果が期待できます。それゆえ、充分な量のクロムを摂取することはダイエットにはかかせません。
そのほかにも、クロムには高血圧・動脈硬化の予防や、善玉(HDL)コレステロールを増やし悪玉(LDL)コレステロールを減らす効果があることから心臓病の予防効果もあるといわれています。
一日の推奨量
一日に摂取するクロムの推奨量は、成人男子で30~40μg/日、成人女子で25~30μg/日とされています。(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2005年版)」より)
一日あたりのクロム推奨量 | ||
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成人男子 | 30~40μg | |
成人女子 | 25~30μg |
一日あたりのクロム上限量 | ||
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成人男子 | - | |
成人女子 | - |
クロムを多く含む食品
ビール酵母、レバー、エビ、未精製の穀類、豆類、キノコ類、黒胡椒などに多く含まれています。
穀物に含まれるクロムは精製すると大幅に失われてしまいます。小麦粉の場合は精白するとクロムの98%が、米の場合は精米するとクロムの92%が失われてしまうといわれます。